5月20日放送のためしてガッテン、すい臓がんの特集をやっていました。
お医者さんでも怖いがんとおっしゃっている膵臓がん。
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生存率はがんの中でもかなり低いすい臓がん、生存率10%を
切っているんですよね・・・
5年後には95%以上の方がなくなっている・・・など、怖いです。
21年目で初めてすい臓がんの特集をします。
通常の検診や健康診断では膵臓の検査をしていないそうです。
エコーの検査をしても、写りこまないんですよね。
なので普通の検診ですい臓がんが見つかればラッキーと言われるくらい。
いち早くすい臓がんに気づくための方法
福岡県にお住いの高松康子さん、すい臓がんを早期発見したんだとか。
ではどうして気づいたんでしょうか?
ある生活習慣を続けたおかげと言われてます。
なので高松さんの一日に密着。
まずは撮影の日、雨が降っていますけども、歩きます。
1 友達との散歩。
2 自宅でお友達と談笑。
3 晩御飯はお野菜に、魚、少量のご飯を食べます。
4 午後9時に就寝です、毎日9時間も眠っているそうです、体力ありますね~
ん~生活習慣としては健康に気遣うご老人という
感じなんですけど、どこか気になるところがありませんでしたね~
実は、3番の食事なんです。
ある体の異変が起こったんですね、何が起こったんでしょうか?
高松さんに話を聞いても特に何も変わらなかったと。
話変わって、すい臓がんの方の体の神経の標本を見せてくれました。
そしたら、すい臓の下にたくさんの神経が集まっているんです。
こんがらがったように。
すい臓がんの方のみかと思ったら、すい臓がんになっている人、なってない人でも
神経はこんがらがっているようです、まぎらわしいな・・・
なぜ膵臓の周りに神経がこれだけ集まっているかというと
すい臓の周りには多くの臓器があるため、異変を早く察知できるよう
神経が集中していると言われているんです。
膵炎を起こしていると、胃の辺りが激痛を起こすんですね。
その痛みは胃を引きちぎられているんじゃないか、とか
剣山で刺されている、ということなど。
だけど高松さん、痛みはなかったんですね。
では一体何で気づいたんでしょうか・・・
高松さんと福岡赤十字病院へ、定期健診ですね。
実は高松さん、軽い糖尿病になっていたんですね。
だけど糖尿病になっているおかげで、すい臓がんに気づいたんです。
その方法って何かというと、ブドウ糖の増加なんですよね。
どういう事かというと、こうです。
すい臓にはβ細胞があります、血糖値が上昇するとインスリンを
β細胞が分泌し、血糖値を下げてくれます。
そこに初期の膵臓がんができていると、がんは成長の為に大量の酸素を必要とします。
そしたらβ細胞が酸素不足になってしまいます。
そして血糖値が上昇しても、インスリンを出すことができなくなります。
高松さんは、血糖状態(Hba1c)の数値をきちんと記帳してたんですね。
そしたら急に上がりだしたんですよね、これがすい臓の声なんです!
がんになってしまっているかもしれない、という。
血糖値上昇見極めのコツとは!?
血糖値の急上昇が、すい臓がんの早期段階で起こる、また
アメリカの研究でもすい臓がんになった人の85%が、がん発覚の数年前に
血糖値上昇との報告も出ているようです。
すい臓がん、早期発見のコツ
理由もないのに血糖値上昇、こうなっています。
・食べ過ぎ飲み過ぎの覚えがない
不摂生による体重増加がないのに、血糖値の急上昇があれば要注意。
・生活環境に変化がない
住居や職場の変化など目立った影響による
ストレスもないのに、血糖値の急上昇があれば要注意。
・糖尿病の家族歴がない
家族に糖尿病患者がいないのに血糖値の急上昇があれば要注意。
家族の遺伝というような言い方をしますけど、一体どれくらい前の
家族のことを言っているのかというと、病院では2親等とされています。
2親等というのは、祖父母、父母、兄弟姉妹、子、孫くらいまでです。
年に1回から2回は血糖値の状態を調べるといい。
特に前回の検査結果と比べることも必要。
ヘモグロビンAワンシーは特に重要です。
なぜ痛くなかったのかというと、高血糖状態が続くと
神経が傷つくため、痛みを感じないケースもあるんだそうです。
だから、高松さんは痛みがなかったんですね。
すい臓がんの最新の検査方法
一体どういう検査をしているんでしょうね、大阪府立成人病センターの
片山先生が紹介してくれます。
最新の検査というのは超音波検査です。
超音波検査はどこでもやっている・・・と思ったら
検査の前に液体を飲みます、それを飲んでから検査をすると
膵臓がくっきりと表れます。
3名の方が検査をしましたが1人だけ精密検査をしようと言われました。
膵臓に黒い点が写っていました、それはすいのう胞が見つかりました。
すいのう胞というのは、すい臓にできる液体のたまった袋です。
これがあるとがんになりやすいとされています。
すいのう胞があると、すい臓がんのリスクが22倍にも!
すいのう胞自体はがんではないんですが、すいのう胞があることで
すい臓の状態はいいとは言えないそうです。
あと、超音波検査の時にミルクティーを飲んでいましたが
超音波検査の特徴として、胃の中の空気を通りにくいが
液体で満たせば通りやすくなるため。
そしたら空気をほとんど含まない市販のミルクティーが
最も超音波を通しやすかったそうです。
だけどこれは臨床研究中のものなので、全国どこでも
ミルクティーを使った超音波検査をしているわけではありません。
MRI検査でもすい臓は検査できるんですけど、1㎝未満の大きさは見つけにくいそう。
だけど検査をすると画像を回転させることができます。
赤いラインの部分ありますよね?これは膵管と呼ばれるもの。
すい臓がんは膵管(の上皮)にできるんですね。
この膵管がくっきり把握できるようになったんですね、MRIで。
この検査をMRCP(MR膵管胆管撮影)といいます。
料金は保険適用で9千円程度ですし、放射線による被ばくもなく体への
負担が少ないそうです。
すい臓の精密検査を受ける目安がこれ。
気になった場合は検査を早く受けるべきですね。
以上となります、読んでいただきありがとうございました。
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